2008年07月24日

-mei- 名称未設定2

 一夜明けて朝。近くの茂みに鳥の群れでもいるのでしょうか。小鳥のエサをねだる鳴き声で鼓膜をたたき起こされました。ある意味音の暴力です。ぼうりょく反対。なぜ人はあらそうのでしょう。それはただのあやまちでありかなしみでありじゅくすいのてきでありましてですね・・・

 二度寝しそうになった頭が、変な思考をだだ漏れにしております。さすがに昨日の二の舞を演ずるわけにはまいりません。たとえ観客が馬と鳥たちだけだとしても。

 寝床から起きだすと、まずは水場の確認です。おじいさんが場所を決めたということは、その場所の近くに水場があることも意味しています。

 せめて水で顔を洗ってさっぱりすれば目覚めパッチリ。いつもの聡明かつ柔軟な私の知性と言うものが戻ってくると言うものです。そのためには、まずはおじいさんを探して水場を教えてもらう必要がございます(敬語)。



 ・・・そういえば、御者台にも仮寝床にも、御者のおじいさんの姿が見えません。

 寝ぼけていた頭が急激に焦りだします。もしかして私は寝過ごしてしまい置いていかれたという可能性も捨て切れません。昨日の失態がもしやとどめをさしてしまったのでは!?ありえない事ではないですね。約束を守りきれなかった私を置いてカントリーロードをただ一人歩いて・・・歩いて?

 そういえば、御者台を確認した時点で、馬車はここにあります。積み荷も。
 誰にだって早とちりと言うものは存在しますよね。うん。そうに違いないのです。


 しかたなく、今できることからやるべく寝床を片付け、持ってきたキットの整備を始めました。といってもキットの内容が分かっているわけではありません。整備方法はマニュアルとして横に表示されている通りに分解掃除と補充を行うだけです。ネットを使うのにパソコンの中身と仕組みを全部知らなければいけないわけではないのですよ?物事は割りきりが肝心です。


「おじいさーん、おじいさーん・・・」
 とりあえず全部終えても戻って来ないおじいさんを呼んでみます。それなりに大きな声を出したつもりです。野生の動物が怖いのでおたけびは上げられません。自分の来た道を確認しつつ、辺りを見回します。

 ある程度踏み固められ、適度に勾配の付いた道、木陰で悠々と休んでいる馬。おのれ昨日のうらみ。髪はべとべとのまま固まっています。それはさておき休憩用の広場。簡単な草原と、何かの建物の建っていたであろう跡だけがあり、それ以上は私の背丈以上の草がそれはもう広大に茂っております。未だに鳥たちの鳴き声はやみません。


P7110086.jpg・・・おや、茂みをよく見てみると、何か踏み分けたような跡があります。もしや?

 その辺りに落ちていた丈夫そうな枯れ草を手に、茂みの下を探りつつ進んでみることにしました。こうやって地面を確かめながら歩けば、ぬかるみにはまったり、虫を踏んだりする可能性が激減するのです。トラウマは人を成長させるのですよ・・・。

 ゆっくりとゆっくりと進むうちに、ふといつ終わるのだろうと考えました。誰に言ってるんでしょうね?
posted by クルック at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 思いつき小説もどき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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